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インタビュー #2 紅林千穂さん

Posted on 2024.11.07

2022年入社、新卒3年目の紅林千穂さんが登場。
紅林さんの入社のきっかけや現在のお仕事について迫るインタビューをお届けします。

People

紅林千穂 Profile

  • 2022年新卒入社

  • 静岡文化芸術大学 デザイン学部 デザイン学科 プロダクト専攻 卒業

  • 株式会社コトブキ 製造本部 需給管理部 サプライヤー調達課 所属

紅林千穂さんにいろいろ聞いてみました!

大学ではどのようなことを学んでいたのですか?

プロダクトデザインの基礎的な造形に対する考え方や素材の扱い方、デザイン思考、その手法を学んでいました。「カプセルホテル」が大好きで、将来自分の手で作ることを目標に入学しました。

なぜ『パークグループ』への入社を決めたのですか?

子どものために本気になって仕事をしている人たちが集まる会社だと感じたこと、また、ものづくりの基礎から関わりたいと考えたことが入社を決めた理由です。

入社後はどのようなお仕事を経験したのですか?

まず、初期配属先の営業企画部で2ヶ月間、営業部新人向け研修の企画や営業用資料の作成に携わりました。次に、設計開発本部開発部 プロダクトデザイン課にて約1年間、新製品の開発やVE活動に携わり、その後1年間、株式会社KTS 事業開発チームにて、製品のレンタル・リースサービスの運用や営業活動、レンタル製品のメンテナンス等を行っていました。

現在所属しているサプライヤー調達課ではどのようなお仕事をしているのですか?

主に、当社の主力である規格品(カタログに掲載された製品)の材料や部品の調達業務を行っています。
全国に3箇所ある当社の工場は、一部を除いて組み立てを主軸におくファブレス工場です。協力会社であるサプライヤーに対し、設計部が作成した製作図面を提供して部品の製作依頼をしたり、納期調整とその管理、金額交渉、品質指導、新たな調達先の発掘をしたりなど、設計部や製造部とサプライヤーとの間に立ってものづくりを支える仕事をしています。もともと、ものづくりをする上では「製品がどのように出来ていくのか」をよく理解することが大切だと考えていました。前部署のKTSでは、点検や修繕、製品の設置方法など、ものづくりに関して多面的な学びがあり、とても良い経験となりました。現在所属しているサプライヤー調達課の仕事では、ものづくりに関わるコスト計算に携わり、お金の面からものづくりの構造を知ることができていて、大きな学びとなっています。

入社1年目、2年目、3年目の仲間達と複合遊具の上で勢揃い

今後どのようなキャリアを歩みたいと考えていますか?

いずれは、開発部で新しい製品を作る仕事をしたいと考えています。自分が思い描く「あったらいいな」を、自分の手で世の中に製品として生み出せるようになることが、私の目指す姿です。そのためには、モノに関わるすべての工程における経験と知識の蓄積が必要だと思っています。どんなに美しくてかっこよくても、必要とされる環境で求められている機能を果たし、構造として成立していなければ、それは「製品」とは言えないと思います。また、製品は人の手で作り出すもので、その完成まで関わる人に必ず「生みの苦しみ」をもたらします。だからこそ、求められる機能や構造があるか、作り手の負担をいかに減らせるか、製造費用や販売価格は妥当か、物流効率は良いか、施工性は良いかなど、あらゆることに思考を巡らせ追求できる人間になりたいです。

紅林さんが思うパークグループの良いところを教えてください。

「わからない」と素直になればなるほど、きちんと教えてくれる社員がいるところです。上司や先輩はもちろん、経営層との距離も近く、たくさんのことを教えてもらえる環境、自分を成長させられる環境があります。

休日はどのように過ごしていますか?

休日はカレンダー通り確実に休めていて、趣味のコーヒー画を描いたり、大好きな「カプセルホテル」に泊まりにいったり、ボランティアでの依頼製作をしたりしています。

最後に、就職活動中の皆さんに向けたメッセージをお願いします!

「やると決めたことはやり切る」というのが私の信念です。
一生を掛けても、やりたいことをやり切るために生きてきました。その信念を当社の社長が理解し、挑戦の機会を与えてくれたおかげで今があります。私は自分という人間をうまく見せることが苦手なのですが、必ず自分の良さを認めてくれる会社はあります。皆さんも自分の信念を曲げず、「自分を受け入れてくれるか、成長できそうか」という目線で会社を選んでみるのはいかがでしょうか。

Column

カプセルホテルの魅力

 カプセルホテルの一番の魅力は、個々の空間で「おひとりさま」を思い切り楽しめることにあります。狭く限られた空間だからこそ、自分と向き合い集中して考え事をしたり、もくもくと読書をしたりすることができます。
 カプセルホテルは、様々な理由で宿泊先が見つからず仕方なく利用されることの多い、いわば「終着地点」のような場所です。そんな場所に人々が集まって、同じ形のカプセルにこもり、同じように布団に入り、同じように眠りにつく。私にとってこれほどドラマのある場所はないと思っています。
 「ひとりぼっち」は寂しい印象がある一方で、赤の他人とこれほど近い距離感で眠るという体験は、裏を返せば、誰かがそばにいてくれる「不完全なひとりぼっち」です。
 そんな孤独を感じず「おひとりさま」を楽しむことができる空間に、私は魅了され続けています。 (紅林千穂)

※左写真:卒業制作の自作カプセルホテルで寛ぐ紅林さん