パークのこと、いろいろ。
インタビュー #3
Posted on 2024.11.07
入社5年目の鈴木誠士郎さんが登場。鈴木さんの入社のきっかけや現在のお仕事について迫るインタビューをお届けします。
People
鈴木誠士郎 Profile
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2020年中途入社
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山形大学工学部機械システム工学科卒
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卒業研究テーマ:「食品乾燥機」に関する研究
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前職は情報通信機器メーカー
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営業設計、事業本部、法人向け営業、営業企画、営業推進を経験
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現在は設計開発本部 開発部 新製品開発課勤務
鈴木誠士郎さんにいろいろ聞いてみました!
大学では、どのようなことを学ばれていたんですか?
熱力学や流体力学を中心とした工学や機械設計の基礎を学んでいました。卒業研究テーマは「食品乾燥機」に関する研究です。
就職先としてコトブキを選んだ理由は何だったんでしょうか?
街や人々の活性化といったことにも興味がありました。もの作りという得意なことと興味を両立させたいと思って転職活動をしていました。物を生み出し人びとに使われ、その声をきくといった、広範囲に直接的に携わり、且つ社会に貢献したいという思いが強くなっていました。コトブキのことを知って会社のことを調べるうちに、もの作りだけに留まらず、コトづくりやソフトの領域にも挑戦する会社であることがわかり、強く惹かれました。
入社後は、どんなお仕事をされていましたか?
しばらく営業部門に籍をおいていました。アカウント営業部では、民間市場の開拓を進めるために、大手民間法人様に足を運び、日々提案営業を実施していました。営業企画では、福岡市に所在する九州支店に転勤をして、九州地方の民間法人への営業活動や、現地の営業チームに同行して公共法人向け営業の勉強と、ときには元設計者として技術的な内容のフォローをしていました。
現在は開発部で新製品の開発に係わっておられるんですよね。
はい、新製品開発課という部署に所属しており、現在はPlayCodeという新しい遊具の開発のプロジェクトマネージャー兼プレイヤー(設計者)をしています。「プロジェクトマネージャー」という響きはいいですが、要するに球拾いの役割です。製品の形状や構造を考えるだけでなく、プロジェクトが前に進むように様々な関係部署や関係者、ときには社外の方々と調整をしなければいけません。何か問題がある場合には、頼るべきところはきちんと頼りますが、きちんと自分で決めていくことが求められます。そのためにも、いかに周りを適切に巻き込めるかということがポイントだなと感じています。
仕事をするに当たって大切にしていることは何ですか?
そうですね、クールにスマートに仕事をする、みたいなことは考えないようにすることです。まだまだわからないことがたくさんあるので、先輩や同僚にたくさん質問し、実際に製造現場に行って試し、営業さんと一緒にお客さんに製品について説明したり、泥臭く本質的に仕事に取り組むことを大事にしています。いろいろな分野の方に協力を仰いだときに、ほぼ100%皆さんがきちんと向き合ってくれます。僕が「しつこい」ということもきっとあるんでしょうがね(笑)。今後もこの姿勢は崩さずに粘り強く仕事に取り組みたいなと思っています。
一番印象に残っているお仕事はなんですか?
福岡市の東平尾公園のリニューアルという案件では、D社を中心としたコンソーシアムにコトブキも参画し、遊具の配置を中心に構想設計から関わらせていただきました。Park-PFIは公共法人が所有する土地を民間法人が運営管理を行う、いわゆる公民連携の制度の一つです。民間法人のメリット・デメリットや思惑がぶつかり合い、なかなか前に進まなくなる場面が多々あります。そのようなときに、コンソーシアムのメンバー企業が協力しながらひとつひとつ課題を整理し、きちんと持続可能な事業として成立させることが出来ました。当然ピリピリはしていましたが、ダイナミックで魅力的な現場でした。あのような雰囲気や仕事は、社内業務だけでは絶対に経験できないことだと思います。二度と忘れることができない仕事でした。
鈴木さんのものづくりに対する熱い思いはどこから来るものなんでしょうか?
「プロダクトは良いものである必要がある、設計や製造はそこに命をかけるつもりでやる」という想いが私にあるからです。 これはメーカーで働く者の使命ではないか!とも思っています。こう考え始めたのは、父の影響が大きいです。私が子供の頃、父もメーカーで働いており、自分が手がけた製品についてよく話していたことを覚えています。自分が作ったものに誇りを持つ父を凄くかっこいいと思っていました。
最後に、パークグループの印象を教えてください。
困難に直面したときに、もがきながらも楽しんで乗り越えていっている印象があります。仕事なので楽しい時間と苦しい時間は、絶対に苦しい時間の方が多いと思います。時には自分がやりたくないこともやらなければいけません。パークには、そういったことを乗り越えて、モノを作り、コトを作って、賑わいをつくりだす人がたくさんいますし、そういう人たちはかっこいいなと思っています。
PLAYFUL CITY
オープンスペースと商業空間の融合が生み出す新たな価値
シンガポールで、人が多く集まる空間に設置されているファニチャー、遊具、サインについて我々のビジネスに活かせることがないか、視察をしてきました。具体的には、人が集まりお金が使われる場所(いわゆる価値が高い空間)は、見る、座る、休憩する、遊ぶなど、様々なアクティビティがあるはずである、という仮説のもと、それらを生み出す仕掛けとしてのプロダクトはどんなものが、どこに、どういうふうに存在するのか?ということで、調査をしてきました。3日間の行程でしたが、3日間で約50km歩いて、約2000枚の写真を撮ってきました。
このような視野を広げるための研修を積極的に実施してもらえることも、この会社の魅力の一つだなと感じてます。