ストリートファニチャーのありかたを変える

これまで、街のオープンスペースに設置されているストリートファニチャーは「座れること」「高い耐久性」「景観になじむこと」などが重要視されることが多く、過ごしやすさや快適性、デザイン性という部分においては課題がありました。
これからのオープンスペースは、人が集まり、地域のコミュニティの場となり、誰もが使いやすく「過ごす」ことが求められています。
そのために「座りたくなる」「過ごしたくなる」空間を作ることができるプロダクトが必要になると考えました。人を惹きつけるデザイン、人々が集まり滞留しやすい配置、快適に過ごすことができる心地よさを考慮した、これまでにないストリートファニチャーが誕生しました。

人を座りたくさせる、魅力的なデザイン

TRAXの魅力は、いい意味で「異物感」や「違和感」を感じるその存在感。
見た人が思わず「なんだろう？」と立ち止まり、近寄り、さらに「座りたくなる」そんなワクワク感をもたらす、アピーリングなプロダクトです。
素材・フォルム・カラーの秀逸な組み合わせは、プロダクトをアートに寄せ、人々の興味を引くだけでなく、置かれる場を個性的な空間に変え、オープンスペースの価値そのものを高めます。

TRAX名前の由来

ミュージックシーンにおいて、ユニークで楽曲のキャラクターに大きな影響を与えるSoundtrack（サウンドトラック）を音楽制作やDJ文化において”trax”と呼ばれているのはご存じでしょうか。優れたサウンドトラックは様々なアーティストに使われ続け、オーケストレーションによってひとびとの心を震わせるのです。同様に、街の空間デザインにおけるエレメントとしてのストリートファニチャーをサウンドトラック（音源）になぞらえ、その空間における主役的存在感を示すエレメント、それがストリートファニチャー”TRAX（トラックス）”なのです。
　街の空間デザインにおいて、TRAXはユニークで場のキャラクターに強い影響を与えるコアプロダクトとして、時にはその場の雰囲気に寄り添うプロダクトとして、人びとに末永く使い続けられる製品でありたい。その強い想いを込めて、”TRAX””と名付けました。

TRAXロゴマーク

TRAXの”A”の部分には、様々な要素、意味が込められています。まず、Aという文字が複数の三角形によって表現されています。四つのさまざまな三角形で構成される正三角形は、TRAXがサウンドトラック、ミュージックというところからネーミングされたことにインスピレーションを得ています。それはオーディオ機器などに見られる、Playボタンの形をしていおり”Let’s Play Music”というメッセージを表現しています。そして四つの三角形で囲まれた部分が白抜きで”A”という文字になっています。その四つの三角形の色は、TRAXの13色から引用しています。そしてその色が表しているのは、印刷で使用される”C.M.Y.K"、つまり、Cyan (青系の色）、Magenta（赤系の色）、Yellow（黄系の色）、K（黒）。この四色があれば、その混ぜ合わせ比率によってどんな色でも表現できるというブランドの対応力の幅広さ、という意味を込めています。